カエルは性転換する!生物学的にかなり興味深いニュースです

定説覆すカエルの性転換、米で発見、謎深まる
汚染とは関係なく、比較的頻繁に性転換をするカエルが発見されました。「最も一般的な生物の1つについて、我々の理解がいかに乏しいか」を示す最新の例と研究者は言います。

久し振りのナショジオさんのカエルニュースです。

いやぁ、これは凄いですよ。
私はカエルはかなり洗練された生き物だと思っているのですが、その見解がより高まりました。

 

カエルは基本的に人間と同じく、性染色体がXXならメスに、XYならオスになります。
しかし、成長過程でXXなのにオスに、XYなのにメスになることがあるとのこと!

ひと昔前にダイオキシンなどの環境ホルモンが問題となったことがありますね。
化学物質が生き物の身体に影響を与えてしまうというものです。
こういった化学物質が生殖器形成に影響を及ぼすというのはこれまでもわかっていたのですが、カエルの性転換はどうやら自然に起こる場合も多いらしい…

そして、これには非常に大きなメリットがあります。

 

人間の場合、男の方が遺伝子的に弱いというのはまぁまぁ知られている事実です。
男児は女児よりも病気にかかりやすいですし、寿命も女性の方が長めですね。
これは、男性の性染色体がXYだからなんですよ。

伴性遺伝というものがありまして…
例えば、女性は性染色体がXXなので、どちらかのX染色体に異常があっても、もう片方が正常なら補完ができます。
しかし、男性はXもYも1つずつしかないので、性染色体上に何らかの異常があった場合補うことができません。

このために、一部の遺伝性の病気は男性にしか発症しなかったりします。

カエルのように遺伝子に囚われない性別をもった個体を作れるのであれば、こういった性別による疾病リスクをある程度軽減することが可能です。

 

また、遺伝子の多様化という点でもかなり有利です。

性転換するカエルの場合には、まず両親が必ずしもXX・XYである必要すらないんですよね。
XY・XYやXX・XXでも良いわけですし、これで生まれたのがXXでもXYでも、オスにもメスにもなれる可能性があるという…

人間の場合、両親は必然的にXXとXY、生まれる個体もXYなら男XXなら女という風にレパートリーが少な過ぎます。
これはこれで男女比の偏りが出にくいなどの利点もあるのでしょうが…。

人間は性別に囚われ過ぎている、そのせいで悩んでる人や悲しんでいる人もたくさんいるんだろうなと時々思うんですよね。
カエルぐらい性別の概念が緩い世界というのもあって良いんじゃないかなと、私は思いますね。

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